紅白歌合戦に初出場するKinKi Kidsの堂本光一(37)が、年末で解散するSMAPとの共演がかなわないことについて「本当は僕らの望みとしても、せっかく今年初めて紅白に出させていただくわけですから、その場でご一緒する機会があれば、とてもすてきなことだったなと思う」と複雑な心境を吐露した。

 2人はデビュー前から、SMAPのバックで踊っていた。光一は忘れられないエピソードとして、SMAPのコンサートの中に自分たちのコーナーを持たせてもらって歌ったことを挙げた。SMAPは光GENJIのコンサートのバックで踊っていた際、KinKi Kids同様、コーナーを持たせてもらったが、SMAPのコーナーになると、光GENJIファンがトイレに行ったという。その経験から、SMAPはKinKi Kidsのコーナーの際に「僕らと同じように、KinKiのことも応援してあげてね」とステージから言ったという。光一は「その言葉はずっと忘れない。ありがたい」と感謝した。

 堂本剛(37)は、「光一のエピソードは武道館での(SMAPのコンサートの)ことです」と説明した。その上で「とてつもなく大きく影響された…良い意味で。先輩と言いますけど、お兄ちゃんみたいな存在。人生は自分のものでもあるし、自分のものだけじゃない瞬間もある。人生は1度切り…人は必ず死んでいく。その中で、いろいろな思いが1人、1人違う。僕らは弟…お兄ちゃんの言うことを、そっと聞く、強さと優しさを持つことも大事かと。いろいろ教えてもらったことをかみしめたい。僕たちもお兄ちゃんみたいな存在にいつかなりたい」など、SMAPへの感謝の言葉を繰り返した。