俳優梅宮辰夫(78)が6日、都内で開かれたAbemaTV初のオリジナルドラマ「特命係長 只野仁 AbemaTVオリジナル」(7日スタート、土曜午後11時)の完成発表会に出席した。昨年7月、十二指腸乳頭部がんを患い12時間におよぶ手術を受けており、今作が復帰作品。

 梅宮は「徐々に良くなっています。がんですから、2年間は様子をみないと。(今は)何でも食べられるし、(入院中に)体重も11キロ痩せましたが、4キロ戻りました」と復調をアピールした。

 この日は主演の高橋克典(52)も出席。「スタッフと話をしたけど、やっぱり梅宮さんしかいない。引きずり出そうと思ってました」と、梅宮の復調に笑顔を見せた。

 5年前の前作では何度も撮り直しがあったと明かした梅宮について、「今回はセリフが全然、NGなしで完璧に覚えてきたので、みんなざわざわしていました。カッコイイなって」と絶賛すると、梅宮は「前回の汚名をそそがないとと、必死で毎朝3時から(稽古を)やりました」と苦笑いした。

 同作は、「日刊ゲンダイ」で連載中の同名漫画が原作。主人公の只野仁(高橋)は、昼間は大手広告会社の総務2課係長という、うだつの上がらないサラリーマン。一転、夜になると会長直属の「特命係長」として、社内外のトラブルを解決するスーパーサラリーマンとなる。これまではテレビ朝日系ドラマとして放送されてきたが、今作はAbemaTV初のオリジナルドラマとして放送される。

 この日は他に、桜井淳子(44)永井大(38)田山涼成(65)坂田梨香子(23)三浦理恵子(43)が出席した。