タレントたむらけんじ(43)が、女性3人組アイドルユニット「あゆみくりかまき」の新曲「ゴマスリッパー」(4月12日発売)の作詞を手掛けたことが23日、分かった。

 新曲は会社や家庭でバカにされながらも頑張っているサラリーマンの応援歌として、「ゴマをする」という、ある意味ネガティブな響きを持つ行為を笑い飛ばすポジティブな楽曲。制作側によると、たむらは「おもしろいネタを作るより人脈をつくった方が、売れるのが早い」と言い、お笑い界で「たいこ持ち」というスタイルを広げた“ベテランゴマすり芸人”と評価されていることから、たむらに作詞を依頼したという。

 たむらは作詞に初挑戦。オファーされた際「自分のネタも15年書いてない僕ができるわけないやろ!」と驚いたという。「あゆくま」の存在も「知りませんでした」と断言するほどの異色のタッグが実現したが、わずか10日間で歌詞を完成させたという。

 最も気に入っているフレーズは「ワイフの怒声で ウェイクアップ」で、「真っ先に出てきたのがこの部分です」。歌詞について「サラリーマンの皆さんへのリスペクトを込めました」と話している。

 「あゆみくりかまき」は「こんなにも『ゴマすり』のイメージを、ポジティブに描ける方は、きっと日本でたむけんさんだけなんじゃないかな。作詞が初めてと聞いて『うそでしょ!?』と思ったくらい、素晴らしい歌詞に、仕上げていただきました」と感激している。

 ◆あゆみくりかまき ボーカルの「あゆみ」、DJ&ボーカルの「くりか」、盛り上げ役&ボーカルの「まき」の3人で構成。高校で同学年だったくりかとまきが、12年にDJユニット「くりかまき」を結成。14年にあゆみが加入し、現在のユニット名に。15年3月シングル「鮭鮭鮭」でメジャーデビュー。「生まれた時からクマである」と主張していたが、昨年7月「人間の姿」に戻って活動中。