女性アイドル7人組アップアップガールズ(仮)が25日、東京・秋葉原で単独ライブを行い、2期生メンバーを初お披露目した。合格した4人は「(2)」と書かれたTシャツ姿で登場し、場内から大歓声を受けた。

 2期生は17~19歳の4人で、メンバーはライブ前、1期生7人とともに取材に応じた。特技を披露する場面では、鍛冶島彩(17)が「鼻でリコーダーを吹く」というお笑い芸人顔負けの汚れ芸で、「笑点のテーマ」を披露。「最終審査では、鼻の調子が悪かった。今回は完璧にできました」と胸を張った。橋村理子(17)は「歌いながらフラフープ」、吉川茉優(18)は「鼻をつぶす」と、特技だけ見ても個性派を通り越してバラエティー要員ぞろい。高萩千夏(19)にいたっては、「おいしくおにぎりを食べる」という、特技なのかさえ微妙なパフォーマンスを自信満々に披露した。

 11年から活動している現メンバーたちは、結成から初めて、後輩を受け入れる。関根梓(20)は「ずっと7人で走ってきて、そろそろ新しい風を吹かせないと、苦しい時期かなと思っていた」と4人を歓迎した。関係者によると、2期生は今後、本体の妹分メンバーとして活動し、4月からのツアーにも参加するという。2期生の昇格、1期生の降格という可能性もあり、関根は「どう戦いを挑んできてくれるか楽しみです」とライバル心を見せた。

 「後輩の面倒見のいいメンバーは」と問われると、新井愛瞳(19)が自らスッと手を挙げた。「(グループでは)最年少だけど、家では長女なんですよ。同じレーベルのアイルネ(アイドルネッサンス)の子も、メンバー以上にかわいがってるんです」。仙石みなみ(25)から「お姉さんぶるのが好きなんですよ。後輩がいると強くなるから、そういう意味では頼もしい」と突っ込まれると、新井は「それじゃあ、ジャイアンじゃん!」と言い返し、笑わせた。

 新井は2期生にクッキーを配るなど、早くもお姉さん的なところを見せている。鍛冶島は「渡し方がスタイリッシュでかっこ良かったです」と、新井の気配りに大感激。そんな後輩たちに、古川小夏(24)は「だまされちゃダメだよ」とクギを刺していた。

 2期生オーディションは、昨年の日本武道館公演で告知していた。応募者は約750人で、4度の審査を経て決まった。応募資格を「12~23歳の女性」としながら、「夢をあきらめられない人は無資格でも応募可」という条件を付けたところ、40代女性からの応募もあったという。関係者によると、応募第1号は30代男性だったが、1次審査で落選した。