落語家林家たい平(52)が26日、都内で行われた「東京マラソン2017」に初挑戦し、速報タイム5時間58分32秒で完走した。

 昨年の日本テレビ系「24時間テレビ39」では、25時間42分かけて100・5キロを完走したがフルマラソンは初めて。ゴール後、たい平は「初めてのフルマラソン。未知の世界を体験できました。東京で走らせてもらえる幸せを感じました。一番苦しい時、沿道で応援してくれる人の『頑張れ』という声が力になりました。世界一すてきなマラソンだと思います」と語った。

 30キロを過ぎた時点で急にペースダウンした。「両脚の筋肉がけいれんしました。でもゴールで待ってくれる人もいる。とにかくどれだけ時間がかかっても走りきろうと思いました。コースを楽しもうと思いました」と話した。24時間マラソンとは「全く種目が違います。芸種が違います」。さらに、今回、走った目的を「昨年夏の24時間マラソンで応援してくれた方へお礼のラン。それとマラソンに対する感謝の気持ちを伝えたかった。それは伝えられたかと思う」ときっぱりと語った。

 一方、今回は、タレント猫ひろし、稲村亜美、西谷綾子、福島和可菜らも参加した。昨年のリオ五輪にカンボジア代表で出場した猫は「コースが最高だった。沿道では『頑張れベトナム』と言われました」と笑った。稲村は「40キロを過ぎたあたりから永遠に終わらないと感じました。足が動かなくて。でもすごい楽しかった。達成感がすごい」と感激の涙を流していた。目標の2時間台はならなかった西谷は「3時間を切りたい。リベンジしたいです」。福島は自己最高記録の2時間57分51秒でゴール。「めっちゃ楽しかったです。自己ベストを更新できたので」と笑顔をみせていた。