シンガー・ソングライターAnly(20)が1日、スキマスイッチとのコラボシングル「この闇を照らす光のむこうに」発売を記念し、東京・築地の日刊スポーツを訪れた。

 同曲は、松坂桃李(28)主演の日本テレビ系ドラマ「視覚探偵 日暮旅人」(日曜午後10時半)の主題歌で、この日はギターの弾き語りを披露した。28日付のiTunes総合ランキングで首位を獲得するなど、話題となっている。

 沖縄・伊江島生まれ。大人びたルックスと力強く伸びやかな歌声が印象的だ。

 父親の影響で、エリック・クラプトンら60、70年代の洋楽アーティストを聴いて育った。そんな中、聴いていた数少ない邦楽が、スキマスイッチだった。「憧れのアーティスト。スキマスイッチさんとコラボできたらと思っていました」。

 スキマスイッチとの曲制作は「楽しくも、難しかった」。スケジュールを合わせてスタジオに集まり、昨年11月末から1カ月かけて曲を制作した。「ユニットの方と一緒に曲を作るのは初めて。私が1番を、スキマスイッチさんが2番を作って合わせてという作業でした。おふたりは、歌詞について議論しながら磨いていくというスタイル。いろんなアーティストの曲作りについて話してくれたり、勉強になりました。歌詞の一言一言にこんなにこだわったのは久しぶりです」。

 1月に20歳になったばかり。20歳になった自分の目標は「今年中にアルバムを出すこと、いろんなロックフェスに出演すること」。また「20代で伊江島で音楽フェスをやりたい。台風が来ない時期がいいですね。(会場候補は)百合が100万本咲く公園があるんです」。故郷の景色を浮かべながら大きな夢を語った。