俳優の坂上忍(49)が、フリーアナウンサーの小林麻耶(37)と麻央(34)姉妹が置かれている状況に「もうちょっと良い環境になってくれたら」と涙ながらに願った。

 3日放送のフジテレビ系「バイキング」は、体調不良により休養していた麻耶が約11カ月ぶりにテレビ復帰し、坂上と対談したVTRを放送した。麻耶は自身の体調や闘病中の麻央の様子などを語った。また、麻央のがん発覚後も一部マスコミによる過熱取材があったり、ネット上でも誹謗(ひぼう)中傷を受けるなどしていたことを明かした。

 VTR明け、坂上は「麻耶ちゃんもああいう方なんで、『頑張ってまーす』『大丈夫でーす』『元気でーす』って言ってくれるんですけど、VTRにもあったように、この仕事をやってるから、一部のマスコミの方たちが、今でも(インターホンを)ピンポンしちゃうとか、ネット上でもこの状況にもかかわらず、心ないことを書く人がいらっしゃるみたいで……」と嘆いた。

 さらに坂上は「病を抱えている人はどなたでも大変なんですよ。大変なんですけど、彼女は仕事柄なのか、下手したら2倍3倍の苦悩・苦労の中で闘ってらっしゃる。どうかひとつ、もうちょっと良い環境になってくれたらなと、僕は思うんですけど」と語りながら言葉をつまらせ、「だから安易に『待ってるよ』とか言えないんですけどね……」と涙をこらえながら声を震わせた。