昨年11月に吉本興業に復帰した熱烈カープファンの極楽とんぼ・山本圭壱(49)が4日、大阪・YESシアターで行われた阪神ファン芸人のトークイベントに乗り込み、タイガースの優勝確率は「5%」とぶった斬った。

 父の月亭八方に仕込まれ、生まれた時からの阪神ファン、月亭八光(39)ら虎党芸人に囲まれ、山本は「阪神ファンのおひざ元に乗り込んできた大バカ野郎」とのふれこみで登壇。山本によると、大阪でのイベントじたいが「昔、NGK(なんばグランド花月)に1回出たことあるぐらい」だそうで、完全アウェーでの参戦となった。

 そんな劣勢にもめげず、山本は「タイガースの優勝確率? 5%! 十分でしょ? 5%もあれば! それ以下もある。中日は0%。で、DeNAとヤクルトが10%で、巨人が25%。広島のV確率は50%です」と、堂々とカープ愛を押し出した。

 その理由として「タイガースは藤川、ドリス、マテオ(の救援トリオ)がやばい。8月ごろには藤川が抑えをしてると思う」と、まず救援陣の崩壊を予測。

 さらには、打撃面で成長著しい昨年の新人王、高山について「守備、肩が普通(のレベル)にない」とバッサリ。打力重視で一塁にコンバートされた原口も加えて「高山、原口とか守備固めのいる選手が多い」と指摘。鳥谷に代わって、開幕ショートに就いた北條にも「結局は今年の終わり、鳥谷がショート守ってると思う」と、金本監督構想をことごとく打ち砕いた。

 先発ローテーションには「(4、5番手候補の)秋山、青柳とかウエスタンのピッチャーかと思う。駒不足は否めない」と、タイガースへの“口撃”はとどまるところを知らず。

 八光は「ずっと休んでたとは思えないぐらいのしゃべり…」と、あぜん。これに山本は「休んでたわけじゃない。たまたま舞台に上がってなくて、その間ずっとカープ、野球の勉強してたから」と笑わせた。

 敵地で大暴れの山本だったが、衣装は、阪神・金本監督が広島での現役時代、99年シーズンで着用していたユニホーム。背番号「10」の本物を着て「来年も(このイベントを)やるなら、ぜひ呼んで」とお願いしていた。