福士蒼汰(23)が9日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「ちょっと今から仕事やめてくる」(成島出監督、27日公開)完成披露試写会で“主役以外は受けない? 宣言”で各キャストを笑わせた。

 舞台あいさつ中に、タイトルにちなみ「ちょっと今から○○やめてくる」というテーマで各キャストに質問が飛んだ。福士は「ちょっと今から人見知りやめてくる」と書いた。そして「実は人見知りなんですよ。自分にそこまで自信がなくて、主役じゃないと(共演者に)自分から話しかけられない。主役だと、引っ張っていかなきゃと思えるから話しかけようと思うけれど、主役じゃない現場に行くと、ごはんを食べに行くと全然、話しかけられない」と笑いながら答えた。

 それを聞いた小池栄子(36)から「主役しかやらないって言ってる…主役以外、俺は引き受けないってこと?」と突っ込まれた。福士は「違います。そういうことじゃないですけど」と慌てて否定したが、成島監督から「爆弾(発言)ですね」といじられた。そして「今回、演じたヤマモトみたいの人の心にスッと入れる人になりたい」と続けた。

 すると今度は、吉田鋼太郎(58)から「俺と口利いてくれないじゃない? 福士誠治君と間違えて『同じ映画に出ていたよね?』って聞いたら、口を利いてくれなくなった。人見知り?」とさらなる追及を浴び、福士はタジタジだった。

 「ちょっと今から仕事やめてくる」は、累計発行部数60万部を突破した北川恵海氏の小説を実写映画化した。ブラック企業で働く青山が駅のホームで意識を失い、危うく電車にはねられそうになって、幼なじみのヤマモトに救われることから物語は始まる。青山は記憶にないヤマモトをたどる中、3年前にヤマモトが自殺していたことを知る。

 この日は黒木華(27)も登壇した。【村上幸将】