大野拓朗(28)船越英一郎(58)が9日、都内で映画「猫忍」(20日公開)完成披露試写会舞台あいさつに出席した。

 同作はテレビドラマ、映画で人気となった「猫侍」のスタッフが再集結し、「猫×忍者」をテーマにした作品。大野は主人公のイケメン忍者久世陽炎太、船越は陽炎太の父親で伝説の忍者久世剣山を演じている。剣山が変化の術で化けた猫を演じるのは4歳の雄猫金時だ。

 同作で2人は親子を演じているが、「船越さんには本当の父親のようにデビュー直後からお世話になっています」と大野。船越の自宅に居候させてもらった経験を明かし、「お礼をしたいというと『俺にお礼はいいから、後輩に同じ事をしてやれ』といわれました」と告白。横にいた船越は照れくさそうに「他の番組でも話しているけどね」と話した。

 金時が登場すると、大野は破顔一笑。司会から変化できるなら何になりたいときかれ「金時の飼い主!」と答えるほどだった。途中金時を抱いていた手が疲れ船越に渡すシーンもあったが、船越は「重いんだよね、金時は。これでも痩せたんだよ。撮影時は8kgあったから」と明かした。

 舞台あいさつ中、同作の上海国際映画祭招待が発表されると大野は、「え~! 岡田(准一)さん出演の『追憶』と一緒じゃないですか~!」と驚きを見せた。

 「テレビドラマから見ている人にとっては、全ての謎がこの映画で分かると思いいます。でも、ネタバレはしないでくださいね」と船越。大野は「気楽に見れて、みんなの癒やしになる作品だと思います。日々の疲れを癒やし、明日への活力になればいいなと思います」とアピールした。