12日全米公開となったガイ・リッチー監督の新作「キング・アーサー」に、カメオ出演しているデービッド・ベッカム(42)。友人であるリッチー監督に抜てきされ、大喜びしているものの、これが俳優としてのキャリアの始まりとは考えていないらしい。

 米ハリウッド・リポーター紙電子版によると、今回、チャーリー・ハナム演じるアーサー王の兵士という小さな役を演じているベッカムは、10日夜、ヨーロッパで開かれたプレミアに、リッチー監督、主演のハナムらとともに出席。

 「僕はまだ、俳優になるための準備をしていない。演じることは大好きだが、新たなキャリアを始めるわけではない。挑戦することは好きだが、今回のカメオ出演は、自分で大丈夫なのかどうかわからなかった」と語ったという。

 さらに、「今回はセリフが少しあると言われ、150人ほどの群衆の中からチャーリー・ハナムに向かって叫ばされた。メークに2時間半かけた後、セットに足を踏み入れたとたん、ガイに“アクション!”と言われて、“え? ちょっと待った”って感じだったよ」と現場で戸惑ったことも明かしたらしい。

 ベッカムは過去に、サッカー映画「GOAL!」(2005年)「GOAL! 2」(2007年)に自分の役で出演。リッチー監督によるアクション映画「コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)」(2015年)にもセリフのない役でカメオ出演している。(ニューヨーク=鹿目直子)