元AKB48の田名部生来(24)が19日、東京・築地ブティストホールで主演舞台「女人劇 贋作 春のめざめ」初日公演を迎えた。公演前に公開稽古を行った。

 少年院を舞台に、心に葛藤を抱える少女たちが繰り広げる物語。同舞台には、女性アイドルグループに所属、または所属経験のある若手女優が出演するが、田名部は「普段はキラキラしている存在が、影のある部分も見せるので、見に来てくださる方をいい意味で裏切れると思うので、反応が楽しみです」。田名部は、少年院の中に存在する少女グループの象徴的な存在を演じるが「AKBの時よりも、スポットライトが当たる時間が長いので、気持ちいいです」と笑顔を見せた。

 劇中では、元NMB48山岸奈津美(23)とのキスシーンにも初挑戦する。これまではAKB48在籍中に出演した、高橋みなみプロデュースの「カオス公演」の寸劇のみだった。「同性同士だったのでビックリしました。これまでラブストーリーの出演もないので、バカップルとか演じてみたい」と意欲的だった。

 年内は舞台出演が続くが「お芝居は本当に好きなんです。とにかく数を積んでいけたら。今回の作品も、アイドル好きな方だけでなく、芝居好きの方の心にもズーンとくるものが詰まっていると思う。ぜひ見に来てください」と呼びかけた。

 同舞台はほか、畠中清羅(21)肥川彩愛(22)らが出演。22日まで同所で行われ、当日券の販売も行われる。