放送作家の鈴木おさむ氏(45)が、音楽プロデューサー小室哲哉(59)の引退騒動におけるテレビ局の報道姿勢に疑問を呈した。

 鈴木氏は22日、ブログを更新。小室が19日に開いた記者会見で、闘病中の妻でglobeボーカルのKEIKOの病状を明かしたことで一部から批判を浴びている状況に触れた。

 鈴木氏は「小室さんに対して。KEIKOさんが現在どういう況なのか?テレビで語ってほしくてこの数年で出演のオファーをしたことあるテレビ人、めちゃくちゃいると思います。小室さんは断っていたと思います」(原文まま)と推察。皮肉にも小室は不倫疑惑報道の釈明会見の場で自ら妻の病状を明かし、苦しい介護の現状を語ったが、結果として「介護を言い訳にしている」といった批判を受けることとなった。

 情報番組のコメンテーターたちからも批判の声はあがった。19日放送のフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」ではジャーナリストの木村太郎氏が「『(疑惑の女性とは)何もなかったんだ、文句あるか』って言えば一言で済む話を、KEIKOさんの話をあそこまで、プライバシーの話を他人に披露することなのかな。ちょっと許せない感じがします。自分の奥さんを口実に言うっていうのはありえないこと」と厳しく批判した。また、俳優の坂上忍も22日放送の同局系「バイキング」で、木村氏の発言に「初めて意見が合った」と同調。「いくら旦那様でも、あそこまでKEIKOさんの病状を赤裸々に語れるのかなと、僕はふと疑問に思っちゃった」とコメントした。

 鈴木氏は、「そのことを話してほしくて、オファーしたテレビ局、その局の番組で、小室さんがKEIKOさんのことを話したことでたたく人がいてそれを『放送』している。話してほしいとオファーした、その局のプロデユーサーは、どんな気持ちで自分の局のその番組を見ているのだろう」とチクリ。「文春のことを批判している人も多い。けどなんだか、テレビだって十分怖い」とつづった。