女優大塚千弘(32)山下リオ(25)姉妹が17日、故郷の徳島市で開催中の「徳島国際映画祭」にそろって出席し、初のツーショットを披露した。

 姉妹は出演作品の舞台あいさつに、それぞれ登壇。大塚は短編映画「ジョニーの休日」、山下は徳島(鳴門市)で撮影されたサイクリング映画「あの空の向こうに」をPRした。

 3姉妹の長女が大塚で三女が山下。前日は「むくみがとれるように」と、母と3人で銭湯へ行ったそうで、仕事で初めて一緒になった感想に、山下は「不思議な感じ。最初が徳島で良かった」。大塚は「今回は芝居での共演ではないので、そこはやってみないと分からないですけど。将来的には姉妹役とかやってみたいとは思います」と話した。

 12代目リハウスガールに選ばれ、NHK「あまちゃん」にも出演するなどした山下だが、3年前にテレビで公表するまでは、大塚の妹だということを「隠していた」そうだ。

 芸名で、苗字も違うことから、姉妹公表後も、大塚は、山下の共演者に会い「妹がお世話に」とあいさつすると「誰? って驚かれました」と笑った。

 互いに仕事についてアドバイスや感想を口にしあうそうで、姉妹は「銭湯が好きなので、お風呂に長い間入って話したりします」。大塚は山下の初舞台を「2回見た」といい「千秋楽を見て大泣きしました。親が子供の学芸会を見て『動けた』って泣く気持ちが分かりました」と、親心ならぬ“姉心”で妹を見守る心境を明かした。

 同映画祭は18日まで、徳島市の「あわぎんホール」で行われる。