読売テレビ(大阪市中央区)が19日、同局で秋の番組改編を発表し、隅田壮一編成局長は、10月から報道番組「NEWS ZERO」(月~木曜午後11時、金曜午後11時30分)のメインキャスターを務める元NHKの有働由美子アナウンサー(49)へ対し、期待を口にした。

4年連続で視聴率3冠(全日、ゴールデン、プライム)を獲得している同局の核となる「平日ベルト番組」。宮根誠司氏(55)が司会を務める「ミヤネ屋」の視聴率が一時の低迷から回復傾向にあると話す中、同席した松本拓也編成部長は「-ZERO」に関して、「関西の視聴率は順調に推移している」と言及。質疑応答で有働アナの起用について聞かれた隅田局長は「有働さんのキャラクター、女性の視聴者(が多い)という所を含めると親近感はかなり期待できると思う」と話した。

番組開始以来、村尾信尚氏(62)がメインキャスターを12年間務めてきた。その安定の布陣を変えることについて、隅田局長は「怖さというよりも期待感の方が大きい」と新生“有働ZERO”に言及した。

松本部長も「(有働さんは)関西出身ということで、我々としては全面的に推したい」と笑顔で話した。

またこの日、木曜プラチナイトの新ドラマ「ブラックスキャンダル」(10月4日木曜午後11時59分スタート)も発表。同番組は、女優山口紗弥加(38)がテレビドラマ初主演を務め、芸能界の「謝罪会見」をテーマに描く壮絶な報復劇だ。

松本部長は「関西の視聴者はかなり復讐(ふくしゅう)ものが好きなんじゃないかと思っている」と言い、昨年放送された同局ドラマ「ブラックリベンジ」に続く作品に期待。「炎上すれすれなんですけどね」と内容は過激だというが、「怨念を含めて演じていく役が、非常に山口さんにぴったり。大きく話題になれば」と話した。