米俳優ニコラス・ケイジ(54)が、昨年6月頃から交際していた元恋人に暴行を加えていたことが裁判所の資料から明らかになった。

米ピープル誌によると、ケイジと別居中の妻アリス・キムさんから嫌がらせやストーカー行為を受けたとして接近禁止令を求めている元恋人のヴィッキー・パークさん(28)が、裁判所に提出した書類の中で今年9月20日にオーストリアのウィーンで行われた映画祭の後でケイジから暴力を振るわれたと主張しているという。

ケイジとキムさんの代理人は、「夫妻は接近禁止令の申請書に書かれたような行為は行っていない」と報道を否定しており、裁判所は申請を棄却しているとコメントしている。

ケイジは2004年に結婚し、長男カル=エル君(13)をもうけるも16年6月に破局したキムさんにも、11年4月に泥酔して路上でDV行為をしたとして逮捕されている。パークさんは裁判所に提出した資料の中で、ケイジはアルコール中毒であると明かしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)