男性歌謡グループ「純烈」の酒井一圭(43)白川裕二郎(42)小田井涼平(47)後上翔太(32)が15日、都内で会見を開き、元メンバー友井雄亮(38)の過去の女性問題を発端とした一連の騒動について、ファンに謝罪した。

会見冒頭で酒井が「大変申し訳ありませんでした。報道されていることはすべて事実で、友井は引退するしかないということになりました」と話した。その上で、「解散も頭をよぎりましたが、夢の紅白歌合戦をつかんで、全国にお礼を言いにいかずにはいられない。解散はないです」と断言。友井をめぐる問題についても「(報道直前まで)知りませんでした」。事実を告白された段階で「これは無理だよ。もう一緒にはできない。(ため息をつくように『バカヤロー』と友井に言いました」と明かした。

小田井も「友井は犯罪者ではないかもしれませんが、それに近いことをやっている。傷ついた女性もいますし、一緒に続けることは考えられませんでした」と状況を説明した。

友井をめぐる騒動は、今月10日発売の週刊文春が報じて広がった。8日に友井が同誌から直撃取材を受け、9日、都内の所属事務所で友井からメンバーに事実関係の説明。その際にリーダー酒井から「バカヤロー」と怒鳴られたという。さらにその場で脱退と芸能界引退の思いを伝えたが、メンバーからの異論はまったく出なかったという。

友井が14年ごろから、都内在住で芸能関係者のA子さん(30代)と同居。暴力を振るうDV(ドメスティックバイオレンス)騒動をたびたび起こしていた。16年には友井がDVと浮気を認めた上で、妊娠をさせ、流産させたことを謝罪し「今後一切、接触しないことを約束します」などと書いた誓約書を作成。15年からは、A子さんと同時にB子さん(40代)とも交際。昨年までB子さんの2人の子どもと生活を送っていたが、この間にB子さんの貯金3000万円を使い込んだとして、互いに弁護士を立てて協議。B子さんと交際中にC子さん(30代既婚)との交際もあった。

 友井自身は、今月11日に会見を行い、女性への暴力と金銭問題に関する報道について「報道は事実でございます。ファンの皆さんの信頼を裏切った。ずるくて甘かった自分を反省し、償いながら生きていきます」と認め、芸能界引退を表明していた。