今月9日をもってHKT48を卒業し、10日からエイベックスグループの芸能事務所「エイベックス・アスナロ・カンパニー」に所属してソロで再始動した兒玉遥(22)がこの日、都内で、卒業後初仕事となる舞台「私に会いに来て」(9月13日初日、東京・新国立劇場小劇場など)の製作発表会見に出席し、久々に報道陣の前に登場した。

赤いドレスで登場。キャストたちと初めて顔を合わせ、「皆さんとは今日初めてお会いするので、緊張します。一緒にいい作品を作れればと思います」と話した。「私はこの舞台がエイベックスに所属してからの初仕事になります。私が演じるパク・ヨンオク記者は、バリバリ仕事ができる女性という感じだから、今までの私とは違う私を見に、劇場に来てほしいです。私に会いに来て!」と笑顔で呼びかけた。

今月4日、日刊スポーツのインタビューで、グループ卒業と、ソロでの再始動を明かしていたが、正式にはこの日から再始動となった。ソロでは舞台初出演となり、「女優モードに切り替えなければと思っています。先輩方からたくさん吸収して、まず学んでいきたい」と意気込んだ。「昨日まではアイドルで、今日からは女優。集中して稽古に臨んで、お芝居をしている姿を見ていただいた時に、女優としての実感がわいてくるのかもしれません」と話した。

アイドルに未練はないかと聞かれると、「未練は、ないです!」と言い切った。ただ、「ファンの方々がどう見てくださるかですから、自分から(もうアイドルはやらない、と)言うことでもないと思います。応援してくださった方や周囲で支えてくださった方々への感謝を胸に、頑張っていきます」と意気込んだ。

同作は96年に韓国で初演し、約20年間再演を重ねてきたロングヒット作。兒玉は、次々と起こる猟奇的殺人事件を追うパク・ヨンオク記者役を演じる。舞台単独初主演となる藤田玲はじめ、中村優一、西葉瑞希、栗原英雄らが出演する。この日、SUPERNOVAのグァンスが出演することも新たに発表された。

兒玉は11年7月にHKT48の1期生オーディションに合格。グループの中心メンバーとして活躍した。17年2月から体調不良で活動を休止し、一度は復帰したが同年12月から再び長期休養に入った。今月4日、日刊スポーツのインタビューで、グループ卒業と、ソロでの再始動を明かしていた。