BSフジは、11日に亡くなった野村克也さん(享年84)の追悼特別番組「『The GAME~震えた日~』1992年プロ野球日本シリーズ~森西武VS野村ヤクルト 伝説の死闘~」(22日午後7時)を特別編成で放送することを17日、発表した。

16年1月1日に放送した番組。

92年の日本シリーズ、西武ライオンズVSヤクルトスワローズ。華々しい戦力と森祇晶監督による緻密な分析を武器に、3年連続、西武となってから9度目のリーグ優勝を果たした絶対王者・西武。そんな王者に、ID野球(Importantdata)と呼ばれるデータを駆使した戦い方で、セ・リーグに旋風を巻き起こした、野村克也監督率いるヤクルトが挑んだ。共にキャッチャー出身。野球を知り尽くした2人の名将による激闘だった。

戦前は「西武有利」が圧倒的多数を占める中、シリーズは予想に反して、7試合中4試合が延長戦という、まさに空前絶後の大接戦となった。大舞台で繰り広げられた、戦略・戦術・駆け引きの数々。森監督就任以来、シリーズで1度も敗れたことがない西武に、野村ID野球は一体どんな戦略で戦いを挑んだのか。

結果は4勝3敗で西武が日本一。日本プロ野球界が誇る2人の名将がおりなした“伝説の日本シリーズ”。その舞台裏が、当事者たちの証言によって鮮やかによみがえる。

森、野村両監督のインタビュー、当時のVTRとともに選手の心理状態、監督の指示など、当事者たちの視点から振り返る。当時現役だった西武の石毛宏典、ヤクルトの広沢克実、飯田哲也氏。92年の日本シリーズ後のドラフト会議でヤクルトから3位指名を受けた真中満元ヤクルト監督が出演している。