今年1月に欅坂46から脱退した平手友梨奈(18)が、映画「さんかく窓の外側は夜」(森ガキ侑大監督、10月30日公開)に出演することが3日、分かった。強力な呪いを操る女子高生のヒロインを演じる。グループ脱退後、ソロとしての活動第1弾となる。

同作は、ヤマシタトモコ氏の同名漫画が原作のミステリー。既に岡田将生(30)と志尊淳(24)のダブル主演での映画化が発表されていた。平手演じるヒウラエリカは、一見普通の女子高生だが、心に闇を持つ呪いの力の持ち主。冷川(岡田)と三角(志尊)は殺人事件を追う中、現場で「ヒウラエリカに…だまされた…」という声を聞く。独特の世界観でファンを魅了する平手にマッチした、ミステリアスな役どころだ。

森ガキ監督は「もはや、平手さんしか考えられなかったです。平手さん、たくさんの映画の中でこの映画を選んでくれてありがとうございます」と感謝した。欅坂46脱退前から複数の出演オファーがあった中で、ようやく18年9月公開の初主演作「響 -HIBIKI-」以来2作目の映画出演が決まった形だ。

撮影は先月終わっている。平手は「最初は本当に自分で大丈夫なのかという不安が大きかったです。でも、ヒウラエリカが抱える“想い”と、純粋にこのすてきな作品を届けたいと思いました」とコメント。「自分にとっても新しい挑戦です。さまざまなキャラクターがどう交わっていくか楽しみにしていただけたらと思います」と話した。

◆「さんかく窓の外側は夜」 コミックス累計100万部を超える同名人気漫画が原作。霊が見える三角(みかど)が、除霊師の冷川(ひやかわ)と出会う。2人はバディを組み、心霊探偵として連続殺人事件を調査する。やがて呪いがかけられた遺体を発見し、除霊作業で「ヒウラエリカ」の名をたびたび耳にする。