俳優岡田健史(20)が、劇場版「奥様は、取り扱い注意」(佐藤東弥監督、6月5日公開)で、映画では初のアクションシーンを披露していることが16日、分かった。

高校まで強豪校で野球に打ち込んだ岡田が、鍛えた体でアクションを見せてくれる。

17年に放送された日本テレビ系ドラマのその後を描く映画版で、綾瀬はるか(34)演じる元特殊工作員の妻と、西島秀俊(48)演じる公安エリートの最強夫婦が、名前を変えて移り住んだ地方都市で起こるトラブルを描く。

新キャストとして加わる岡田は、夫婦が移り住んだ街でダイニングバーを経営する男を演じる。高校時代は空手部のエースだったという設定。高校生たちの金銭トラブルに遭遇した場面では関節技を見せる。新エネルギーに沸く街で開発反対派と推進派の対立が激化していくというストーリーにからみ、4~5人を相手に回し蹴りやひじ打ちなど、空手の動きを取り入れた切れ味の鋭いアクションも披露している。

福岡生まれで、長崎の高校で野球に打ち込んだ岡田。「幼きころから憧れていたアクションシーンに挑戦できることに喜びを感じました! 私が演じる珠里にとって大きな意味を持つアクションシーンの撮影はとても濃厚で忘れられない大切な時間となりました。大事な大事な初めてのアクションシーン。ぜひご覧ください!」とコメントし、自信を見せた。

アクションだけでなく、硬軟織り交ぜた役となっている。コスプレが趣味という設定で、着物の剣士姿やゲームに登場する勇者のような姿を見せている。また、綾瀬演じる妻の親友になるという重要な役どころでもある。ほかに鈴木浩介、前田敦子、鶴見辰吾、六平直政、佐野史郎、檀れい、小日向文世らが出演する。

◆岡田健史(おかだ・けんし)1999年(平11)5月12日、福岡県生まれ。スカウトで芸能界入りし、18年TBS系「中学聖日記」でデビュー、有村架純の相手役として人気に。19年AbemaTV「フォローされたら終わり」で連ドラ初主演。今年はNHKBSプレミアムで7月スタート「大江もののけ物語」に主演し初時代劇に挑む。映画は3月に「弥生、三月 -君を愛した30年-」、11月に「ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-」が公開予定。高校時代野球部でのポジションはキャッチャー。180センチ。