芸能界にも新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、俳優石田純一(66)が陽性であることが15日、分かった。仕事先の沖縄でだるさを訴え、14日に肺炎の症状が見られたことから都内の病院に入院。この日、PCR検査で感染が判明した。妻のプロゴルファーでタレント東尾理子(44)は濃厚接触者となったが、今のところ症状はないという。

所属事務所がこの日、石田のブログを通じて感染を発表した。事務所によると今月10日、石田は仕事のため沖縄に行った。翌11日に身体がだるく感じ、13日に飛行機で東京に戻るまでは現地のホテルで休養をとった。その間発熱やせきはなかったが、13日に都内の自宅に戻ってもだるさなどが治らなかったため、14日に都内の病院を受診。そこで肺炎の傾向がみられたため入院した。同時にPCR検査も受け、15日になって陽性と確認されたという。

事務所は「このたびは、ご迷惑をおかけした関係者のみなさまには、心よりおわび申し上げます。今後は、関係各所の指示の元、感染拡大防止に努めてまいります」とした。関係者によると石田は入院後も会話などができる状態で、病院の食事も食べており、重症ではないという。石田は13日夜、東京に戻った際、空港に迎えに来たマネジャーに「沖縄でだるかったから、ホテルで寝ていたんだよね。せきも出ないし、熱もないんだけどね」と話していたという。

沖縄に行く前と13日の帰京後、東尾理子や長男理汰郎君(7)ら3人の子たちと一緒に過ごしたことになる。理子ら家族は「濃厚接触者」となったため、自宅で自主隔離生活中。石田とやりとりし、事務所サイドに状況を伝えるなどしているという。理子はPCR検査を希望したが、症状が出ていないため受けられない状態という。理子の所属事務所はこの日「東尾はずっと家におり、3人の子どもたちと元気にしております」と話した。

石田は今月7日と8日に、理子のブログやフェイスブックに登場。2歳になった次女の誕生会の様子がアップされ、妻の肩に手を置く姿が写っている。元西武監督で理子の父東尾修氏(69)の姿もある。理子は「新型コロナ対策を進めるとき! 頑張りましょう」と記していた。また理子は14日更新のブログで夫には触れていないが、2人の子が自宅で太陽観察する様子などを記した。

石田が木曜コメンテーターを務める文化放送「斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」(月~金曜午後3時30分)の斉藤一美アナウンサー(52)はこの日、石田の「濃厚接触者」として番組を欠席。前週9日の生放送では都内同局スタジオで、マスクをするなどし出演者をアクリル板で仕切って石田と共演した。石田は今日16日の同番組に出演予定だったが、治癒するまで当面休むことになる。