元乃木坂46の伊藤万理華(24)が、オンライン朗読劇「仮面夫婦の鑑」(10月上旬配信開始予定)に出演することが17日、分かった。

お笑いコンビ、さらば青春の光の森田哲矢(39)とともに、人の見た目を巡って異なる考え方でぶつかる関西弁の夫婦を演じる。

同作は劇作家横山拓也氏が作・演出を手掛ける。今年からリニューアルして生まれ変わった東京・パルコ劇場の客席をバックに、議論を繰り広げる。

伊藤は「関西弁でこんなにしゃべるのは本当に久しぶりでした。リハーサルは本番の前日のみ。それまで想像の中の森田さんを相手に練習していたのですが、実際お会いしたら想像通り、楽しんで会話をすることができました」と振り返った。「整った客席で繰り広げる夫婦の会話は新鮮で、何だかいびつ、だけど愛がちゃんと存在していて不思議な空間でした」と話した。

森田は「もしかしたら普通に読むだけでも面白い本なのかもしれませんが、そこに横山さんの絶妙な加減の演出と、伊藤さんのちょっとミステリアスをまとった雰囲気が合わさって、ものすごく楽しい作品になっていると思います」とコメント。「まさか自分が最後にあんな姿で終わっていくとは思ってなかったのでそこにも注目して見てほしいです」と笑顔でアピールした。

横山氏は「異色のカップリングで朗読芝居をつくる。めったにない機会をシンプルに楽しみました」と振り返り、「森田さんのツッコミせりふはばっちりハマるし、万理華さんのピュアかつ強い表情にはすっかり魅了されました」と話した。

同作は、パルコ劇場がオンラインで演劇の魅力を伝えるプロジェクト「PARCO STAGE@ONLINE」の一環。伊藤と森田が出演するのは朗読編で、俳優前野朋哉(34)と女優徳永えり(32)が夫婦を演じる芝居編も、同時配信開始予定という。