野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」事務局は24日、今回開催された3日間での延べ来場者数は「3万5449人」だったと公式サイトで発表した。

2年ぶりの開催となった今回。新型コロナウイルスが感染拡大する中、観客数を大幅に減らし、飲酒禁止の対策を講じるなど厳戒態勢で開催された。

同フェスを主催するSMASHの日高正博代表は、「フジロック’21が開催できたことに対し、開催地域のみなさま、出演者、スタッフ、チケットを買ってくださったお客様、関わってくださった全ての方々に感謝申し上げます」とし、出演を辞退したアーティストや、来場を辞退したファンにも感謝の言葉をつづった。

今回は、入場時などに検温を実施したほか、希望する観客に抗原検査キットを送付するなど、感染防止対策を徹底。「予想以上に感染が拡大する状況を受けて、全ての方々に検査を強いる結果となりましたことは、大変申し訳なく、またご協力いただけましたことに感謝いたします。現在のところ、会期中の会場においては、ひとりの陽性者も確認されていないことを、まずはご報告させていただきます」とした。

例年では延べ10万人以上が訪れるが、今年の来場者数は35,449人(内訳:8月20日(金) 12,636人/8月21日(土) 13,513人/8月22日(日) 9,300人)とした。