ザ・ドリフターズと、ももいろクローバーZが18日、東京・日本武道館で「ドリフ&ももクロライブフェス~コントもあるョ!全員集合~produce byもリフのじかん」を開催した。ドリフが武道館の舞台に立つのは66年のビートルズ来日コンサートの前座公演以来、55年ぶり。公演ではメンバーが、リーダーのいかりや長介さんや志村けんさんら故人をしのぶ場面もあった。

ライブは「ドリフのズンドコ節」でスタート。高木ブー(88)仲本工事(80)加藤茶(78)の3人がステージに登場すると、客席からは拍手が起こった。冒頭MCで加藤は「55年前はあと2人いたんです。いなくなっちゃったんですよね」と話し、仲本と高木へ向け「3人だけでも頑張ろうぜ」と語りかけた。

ライブパートではマイクの前に立った加藤が「長さんも死んだ、志村も死んだぜ。次は誰だ。俺はまだいけるぜ」と口にする場面も。コントパートでは高木と仲本が、いかりやさんと共に披露してきた「雷様」を、ももクロの高城れにも加わる形で披露した。高木が「3人でやってたんだけど、1人どっかいっちゃったんだよ」とぼやくと、高城が「リーダーを探しているんですよね?」と新メンバーに立候補。「自分のグループでリーダー降ろされてるんですよ」とももクロの初代リーダーを務めながらも交代した過去を引き合いに出して笑わせた。

イベントは7月からニコニコ生放送のニコニコチャンネルで月に1度配信しているトークバラエティー番組「もリフのじかん」のスピンオフ企画として実現。それぞれでライブを行い、ももクロも「行くぜっ!怪盗少女」などを披露したほか、番組でMCを務める東京03の飯塚悟志、お笑いコンビ、かが屋の加賀翔と賀屋荘也も出演して盛り上げた。エンディングでは全出演者で横一列に並びドリフの「いい湯だな」などを披露。会場が拍手に包まれる中、約2時間10分のステージを締めくくった。