5月に横浜市で開かれる第4回アフリカ開発会議(TICAD)の親善大使を務める女優の鶴田真由が30日、大統領選後の混乱に伴い多くの国内避難民が出たケニア中部ナクルの避難民キャンプを訪問した。

 鶴田は在ケニア日本大使館員らの案内でキャンプ内を視察。キャンプにある学校では、子どもらが歌を歌って歓迎し、鶴田は満面の笑みで応えた。

 鶴田は「日本からアフリカは遠いが、いかに遠いところに住んでいても(平和など)人が望んでいることは(われわれと)同じだと感じることが大切だ」と語った。

 ケニアでは昨年末の大統領選以降、民族対立が激化し、死者1000人以上、避難民30万人以上が出る暴動に発展した。混乱が収まった今でも、恐怖で家へ帰れない人々が避難生活を余儀なくされている。

 鶴田は4月1日から3日まで、国連平和維持活動(PKO)が展開中のスーダン南部ジュバを訪れ、日本の非政府組織(NGO)メンバーらと意見交換する。