草なぎ剛(33)の2年ぶりの主演舞台「瞼の母」(10日~6月8日、東京・世田谷パブリックシアター)の公開舞台げいこが9日、同所で行われた。

 数々の名優たちが演じてきた名作舞台で、草なぎは生き別れた母を探し求める渡世人の番場の忠太郎を演じた。草なぎは初日を翌日に控え「(演出の渡辺)えりさんに学び、(母親役の大竹)しのぶさん学び、今日までけいこをしてきましたが、けいこ通りにやれば、素晴らしい舞台になると思っています」と、手応えを感じている。

 時代劇だが「衣装は結構似合っていると言われます。和のものが似合うと言われるんですよ。スタッフやキャスト、けいこ場の掃除のお姉さんにまでほめられたので、大丈夫かな、と思います」。予想外の所でも好評だったせいか、うれしそうに打ち明けていた。

 また同舞台では、歌舞伎俳優市川団十郎の長女で、市川海老蔵の妹の舞踊家市川ぼたんが女優デビュー。忠太郎の異父妹のお登世を演じる。