大塚製薬(東京)は3日、男性用化粧品の新ブランド「UL・OS(ウル・オス)」を立ち上げ、化粧水など3商品を9日に発売すると発表した。同社が男性用化粧品を手掛けるのは初めてで、イメージキャラクターには俳優織田裕二を起用した。

 対象は40代から60代の男性が中心。肌の乾燥を防ぐ保湿成分を加え、顔にも体にも使える。化粧水と乳液の200ミリリットル入りがそれぞれ1890円。クリームは80グラム入りで1260円。女性や若年層にもアピールする。

 男性の肌用化粧品の市場は国内外で拡大傾向にあり、大塚製薬は海外も含めて売り込みを図る。

 東京都内で3日開かれた商品発表会に参加した織田は「(化粧品は)顔用、体用に分かれると聞いていたが、同じ肌なのだから両方に使えたらというのが正直な意見です」と便利さを強調していた。