演歌歌手松原のぶえ(47)が20日、東京・中野サンプラザでデビュー30周年記念コンサートを行った。この日のコンサートは、30周年記念の新曲「桜、散る海」からスタート。松原はヒット曲「蛍」やデビュー曲「おんなの出船」のほか、初めての挑戦と言う「ヴァケイション」「恋のバカンス」などの60年代オールディーズなども披露した。

 全26曲を熱唱し、集まった約2000人のファンを喜ばせた。また、87年のデュエット曲「めぐり逢い赤坂」で共演した歌手の新沼謙治がゲスト出演し同曲を2人で披露したり、歌手仲間の吉幾三が突然祝福に現れたりするなど、ステージは30周年のお祝いムードに包まれた。

 また、この日はコンサート前に会見を行い、集まった報道陣を前に「30年は仕事上は早かったけれど、個人的には長かった」と振り返った。「30年の歌手生活で大きかったのは、北島三郎さんの事務所に所属させていただいたことと、レコード会社が同じだった美空ひばりさんとお仕事でご一緒させていただけたこと。財産になりました」と感慨深げに語った。