前進座俳優の嵐広也(45)が5月の同座公演「切られお富」(13~22日、東京・国立劇場)で7代目嵐芳三郎(あらし・よしさぶろう)を襲名することになり、25日、都内で会見した。5代目の祖父、6代目の父ともに主に女形として活躍したが、立役中心の広也は「父がやった立役の役を継承していきたい。けいこを積んで先代に1歩でも2歩でも近づきたい」。先代は96年に60歳の若さで亡くなり、14年ぶりの名跡復活となる。広也は「一生に1度の襲名公演で身の引き締まる思いがします。父からは『役を生きろ』と言われた。二枚目の役にもどんどん挑戦したい」と話した。

 [2010年2月25日17時13分]ソーシャルブックマーク