演歌歌手渥美二郎(57)が主宰する、阪神淡路大震災の被災者救済を目的にした「人仁(にんじん)の会」チャリティーコンサートが18日、都内で開催された。新曲「愛が欲しい」(23日発売)で口火を切り、賛同する鏡五郎、島津悦子、西方裕之、山本智子も加え、5人で27曲をファン約580人の前で熱唱した。

 収益金を全額、日本赤十字社などへ寄付してきた。16回目となる今年で累計金額4130万円に達した。

 渥美は「素晴らしい仲間たちと15年間、楽しんでやってきました。毎回ステージに立つたびに震災の恐ろしさを感じ、いつきてもおかしくないという心構えが大切だと感じています。お客様と一緒に育ててきたコンサートだと、心から思います」と感謝の言葉を述べた。

 震災の年に生まれた子供が高校卒業する18歳になるまで続ける予定で、あと2回の予定。

 [2010年6月18日20時33分]ソーシャルブックマーク