今年で2回目となる「アニソン紅白2010」が31日、東京・ニューピアホールで行われ、年が変わった1日に紅組が1503票対697票で白組に勝ち、初優勝した。この日は50組のアーティストが全101曲を熱唱。紅組の司会を務めた中野腐女シスターズの喜屋武ちあきは、「うれしい」と叫び出場歌手と歓喜のジャンプを繰り返した。

 本家のNHK紅白歌合戦と同じ紅組対白組の対戦方式は、今回から取り入れられたもので、800人の観客が紅白に彩られたうちわで勝敗を判定し、以前に本家紅白でも活躍していた日本野鳥の会の会員が数を数えた。また完全生中継が行われた、スカパーの視聴者投票も実施された。

 勝敗が決まった後は、出場歌手と観客が全員で声を1つに「宇宙戦艦ヤマト」を合唱した。そして放送終了後は各アーティストが、ステージ上から観客に新年のあいさつ。1995年(平7)に活動して以来となる、一夜限りの復活を果たした声優ユニット「おさかなペンギン」の井上喜久子は、「2011年も17歳です」と宣言し、観客から温かく「おいおい」と突っ込まれていた。

 [2011年1月1日2時13分]ソーシャルブックマーク