歌手五木ひろし(63)が座長を務める明治座創業140周年記念特別公演が2日、初日を迎えた。1部の芝居では故藤山寛美さんの名作「花ざくろ」を熱演。2部のスペシャルライブでは、アルバム「1969」で一躍、世界の歌姫となった由紀さおり(63)がゲストで登場した。由紀は「夜明けのスキャット」「ブルー・ライト・ヨコハマ」などアルバム収録曲を披露。「愛燦々」を五木のギター伴奏でデュエットするなど、ファンを魅了した。第3部は五木ひとりのビッグショーで、艶歌(えんか)、股旅、ダンシングなどジャンル別に持ち歌を23曲も歌い上げ、ファンを喜ばせた。

 由紀の明治座出演は、「1969」がブレークする前から決まっていたが、五木は「ファンにとっても、明治座にとっても、私にとっても素晴らしいゲストの登場で、これ以上うれしいことはありません」と喜んだ。由紀は12日までの出演で、以降は3月4日の最終日までクミコ(57)が出演する。