韓国出身のヒップホップグループ「BIGBANG」と「2NE1」が、3月28日に新アルバムを同時発売することが2日、分かった。同じ所属事務所の“兄妹関係”でありながら、発売週のヒットチャート首位争いで競合するなど、セールス上でライバル関係になってしまうリスクもある異例の同日発売。その裏には、マイナス面を上回る相乗効果を狙った新戦略があった。

 関係者は「確かに常識外れですが、発売前後の期間を、両グループのサウンドで日本中を染めることで、知名度や音楽性をより一層広めることができると考えました」と説明した。

 BIGBANGは、メンバーD-LITEの交通事故や、G-DRAGONの過去の大麻騒動発覚によって昨年の下半期はグループ活動休止を余儀なくされた。今回が新レーベルからの初作品。2NE1も同じく初のフルアルバムと、互いに満を持しての勝負作品となった。G-DRAGONは「これからは心配かけないように、一生懸命なBIGBANGでいるので、近くで見守ってください」。新戦略が功を奏すのか。2カ月後の音楽チャートで答えが出る。