昨年1月から音楽活動を休止している歌手宇多田ヒカル(29)が17日、同日から公開のアニメ映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の主題歌「桜流し」を発表した。この日、東京・新宿バルト9で行われた世界最速上映イベント「新宿ヱヴァ祭り」で発表された。ピアノの落ち着いた伴奏の中、語りかけるような宇多田の歌声が印象的な楽曲となった。

 宇多田は自身の公式ツイッターで、「突然ですが新曲『桜流し』の発表です。iTunesとかレコチョクでの配信も始まってます。三日間だけビデオもフルで公開」と、配信もスタートしたことを発表した。「桜流し」の公式サイト(http://www.sakuranagashi.jp/top.php)も立ち上げられ、DVDシングルとして、12月26日にリリースされることも発表された。

 公式サイトでは「現在『人間活動』中の宇多田ヒカル。しかし、映画制作スタッフからの熱烈な要望と、前二作の劇場版テーマ・ソングを手がけている宇多田ヒカルの「ヱヴァ」に対する深い思い入れからこの曲が完成した」と楽曲制作に至る経緯が明かされた。「人間活動」の中での、1曲限定での活動復帰のようだ。

 宇多田は「新世紀エヴァンゲリオン」のファンで、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」前2作の主題歌も担当している。宇多田のリリースは、10年11月17日発売のコンピレーションアルバム「Utada

 Hikaru

 SINGLE

 COLLECTION

 VOL.2」以来約2年ぶりとなる。