新潟県は21日、新潟市出身の歌手小林幸子(59)に県民栄誉賞を授与すると発表した。県を代表する歌手で、今年で芸能活動開始から50年目の節目を迎えたことなどから決めた。

 県は功績として、数々のヒット曲を生み、各地で県をPRしているほか、2004年の新潟県中越地震の後、継続的に被災地を訪れて被災者を激励していることを挙げ「県の名声を高めるとともに、県民のふるさと意識の高揚に大きく貢献した」と評価している。12月4日に県庁で表彰する。

 小林は1979年に「おもいで酒」で日本レコード大賞・最優秀歌唱賞を受賞。「とまり木」「もしかして」「雪椿」などのヒット曲がある。

 同県出身の歌手三波春夫さんにも01年の没後に県民栄誉賞が授与されている。