宝塚歌劇団の雪組新人公演「Shall

 we

 ダンス?」が26日、兵庫・宝塚大劇場で行われた。

 周防正行監督の同名映画をミュージカル化した作品で、5年目男役スターの月城かなとが初主演した。大劇場での本公演(12月12日まで)は、壮一帆主演で上演されており、月城は「壮さんはじめ、上級生の方々、スタッフさん、お客さま、皆様の支えがあって…」とあいさつし始めると、涙で声が続かず。号泣しながら、感謝の言葉を語った。

 終演後、囲み取材の際には、落ち着きを取り戻し、初めてセンターで主演のピンスポットを浴び「銀橋でソロの場面では、客席が真っ暗。海みたいでした」と笑わせた。また、相手役のヒロインは、月城と同期の星乃あんりが務め、星乃は3度目のヒロイン。本公演では、2番手男役スターの早霧せいなが好演しているだけに「日々、早霧さんのエラ(役柄)を見て、勉強してきました。大人の女性を演じたことがなかったので、とても勉強になりました」と話した。

 東京宝塚劇場での本公演は来年1月2日~2月9日まで、新人公演は同1月23日。100周年の東京宝塚劇場第1作となる。