6人組アイドルグループ、でんぱ組.incが6日、初の日本武道館(東京・北の丸公園)単独ライブを開催した。代表曲「W.W.D」「Dear☆Stageへようこそハート」や最新曲「サクラあっぱれーしょん」など26曲を披露した。

 リーダーの相沢梨紗が、約1万人の観客を前に叫んだ。

 「日本武道館で、でんぱ組の歴史に残るすてきなライブをしたいと思っております。皆さん心の準備はできてますか。一緒に最後まで盛り上がっていこうぜ。よろしく~!」。古川未鈴も「来ましたねー!

 武道館。今日は最高の日にしましょう」と呼びかけた。

 でんぱ組.incは08年の結成以来、東京・秋葉原のカフェ「ディアステージ」(約80人収容)が本拠だが、約6年で武道館まで上り詰めた。メンバー全員が特定分野のオタクというコンセプトが受け、ジワジワとファンを広げてきた。

 万感の思いで立ったステージも終盤に入り、古川がこれまでの思いを熱く語った。

 「1つはっきり言えることがあります。私たちがこれまでやってきたことは間違ってなかった。私たちはまだまだ絶対ここでは止まりません。みんなをもっとすごいところに連れていけるように、全力で頑張っていきたい」

 夢眠ねむも続き、「みんな1人1人が私たちをここに、連れてきたという自覚がありますか。今日は私の生きてきた中で一番の事件だと思います」。最上もがは「新しいステップにいくことが不安だった」と胸の内を明かし、成瀬瑛美は「みんなが想像している以上に、みんなの声は届いています」と感謝した。藤咲彩音は「学校との両立が難しかった。自分に焦りをかけてギリギリで学校を卒業できた。先生にはお世話になりました」と笑いを誘っていた。

 来年の夏に全国ホールツアーを開催することも発表。6人はさらなる高みを目指す。