関西テレビは21日、大阪市北区の同局で、西郷輝彦(67)主演で70年代に放送された花登筐作品ドラマ「どてらい男(やつ)」の録画映像または、音声の提供協力を呼びかけた。この日、行われた取材会には西郷も出席した。

 同ドラマは「立志編」「戦後編」「激動編」「死闘編」「総決算編」の全181回、全国ネットで放送。73年10月2日にスタートし、最終回は77年3月27日。関西地区では1話~129話のみ、75年9月29日~76年10月21日に再放送されたのが確認されている。

 西郷演じるでっちが商人として立身出世する物語で、7年前、西郷がファンから「再放送を見たい」と要望を受け、同局に相談。当時はテープが貴重で、収録にあたりテープを再利用していたため、1話と最終181話しか残っていないことが分かった。

 同局がドラマのモデルとなった会社(山善)などに声をかけ、7話~129話は発見されたが、2話~6話、130話~180話は見つかっていない。

 当時は家庭に録画機器が普及しておらず、機器はあっても、録画予約の機能がなかったといい、西郷は「映像がなくても、音声だけでもいいし、昔はテレビを8ミリで録ったけれど、それでもいい。質は問いません」と、呼びかけていた。

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