俳優の坂上忍(47)が1日、自身が月曜日のMCを務めるフジテレビ系「バイキング」が今月で放送開始から半年が経過することについてブログで言及。「ようやく受け入れられるようになってきたんですかね」と、MCとしての思いをつづった。

 長寿番組「笑っていいとも!」の後継番組として今年4月より始まった「バイキング」。国民的人気だった「いいとも」の後釜とあって、放送前から何かと話題になることが多かったが、開始当初は視聴率低迷ばかりが取り沙汰され、視聴率の取れない放送内容やキャスティングは格好の批判の的となった。

 とくに、当時「極度のきれい好き」や「毒舌」のキャラクターでブレイク中だった坂上などのMC起用には、「話題の人物を寄せ集めただけ」と、安易な視聴利率稼ぎの方法だといった批判も少なからずあった。

 坂上自身も、タレントとしてバラエティー番組の出演が増えていたとはいえ、本業は俳優。それがバラエティーのMCをも務めることとなったことにはやはり違和感を覚えていたらしく、「俺、なにやってんのかな」と当時は思っていたという。

 しかし、不評につぐ不評で、つねにスピード打ち切り間近とささやかれる「バイキング」も、2クールを終えようとしている。そんな状況に、坂上は「そういう意味では、ようやく受け入れられるようになってきたんですかね」と語った。

 「ここまで来られたのは、やはりスタッフさん達のおかげですね。それに、尽きる」と、坂上。自身が担当する月曜の放送については、本番前の打ち合わせは最小限の抑えているが、その代わりに無駄話をたくさんするのだという。「コレが、わたしにとってはとても大事でしてね。無駄話を通して、スタッフさんひとりひとりの人柄を知り.....。その人柄が安心感となり、ギリギリのラインに向かっていける.....みたいな」と、自身が番組MCに臨む際の“極意”を明かした。