ハリウッドには、そのあまりのリアルさから、劇中でのラブシーンを演技ではなく実際にやってしまったとうわさされるスターたちがいる。愛を表現するために役者魂をさく裂させたスターたちを紹介したい。

 俳優ドナルド・サザーランド(79)と女優ジュリー・クリスティ(73)が、映画「赤い影」(73)のラブシーンで実際に本番行為をしているといううわさがある。「バラエティ」誌の元編集者であるピーター・バート氏が、2011年に出版した彼の本「Infamous

 Players:A

 Tale

 of

 Movies,

 the

 Mob

 (and

 Sex)」で、彼が同映画のセットを訪問した時のことを振り返り、「彼らが演技をしていないということは明らかだった。カメラの前で本当にやっていたのだ」と書いたのだ。後にドナルドはデイリー・ニューズ紙の取材で、このうわさを否定している。

 そして、女優のシエナ・ミラー(32)にも同じようなうわさが出ている。彼女は「ファクトリー・ガール」(06)でのラブシーンで当時交際していた俳優のヘイデン・クリステンセン(33)と本当に性行為をしていたとうわさされたのだ。しかし彼女は「MTVニュース」に、「私にとってそのうわさは褒め言葉だわ。リアルに見えないセックスシーンなんてしたくないもの。でも、20人のスタッフの前でセックスをすることはできないわ」と発言し、このうわさを否定した。

 それから、歌手のマリリン・マンソン(45)が2007年にリリースされた彼の曲「Heart-Shaped

 Glasses」のPVで、当時交際していた女優エヴァン・レイチェル・ウッド(26)と実際に性行為に及んでいるといううわさが出たこともあった。マリリンはこのうわさについて「MTVニュース」に、「保守的な人たちがPVの撮影現場で起きていたことを問題視していたことは確かです。いろいろなうわさがありますが、僕はそのうわさを肯定もしないし、否定もしません」と語り、ミステリーを保っていた。

 ラブシーンが本物に見えるというのは、シエナが言ったように、役者にとってみれば褒め言葉なのかもしれない。映画ファンにとっても、こういううわさは映画を語る上での楽しみの一つと言えるだろう。【ハリウッドニュース編集部】