吉本新喜劇の座長、小籔千豊(41)が主宰する笑いと音楽の融合フェス「コヤブソニック2014ファイナル」が15日、インテックス大阪(大阪市住之江区)で最終日を迎えた。

 同フェスが今年でラストとなった要因を作ったレイザーラモンRG(40)はこの日、出演の合間に取材に対応し「もうほんと、すいません…。楽しいイベントなのに、すいません。ほんと、すいません」と平謝りだった。

 同フェスは08年、小籔がレイザーラモンと組んだ「ビッグポルノ」を売り出そうとスタート。斉藤和義、小泉今日子、小林幸子らが出演するなどし、年々、音楽フェスとしての地位を高めていった。

 しかし、同フェスの開催動機だった「ビッグポルノ」で下ネタラップを担当するRG(40)が「子どもがいじめられる」として、下ネタ封印を決めたことから、同バンドの解散が先に決定。小籔は「ビッグポルノを解散するのに、続ける理由がない」として同フェスも、今年でファイナルにすると発表していた。

 RGによると「嫁が…嫁と家族会議で(下ネタ卒業を)決めまして」と、ひたすら申し訳なさそうに解散理由をあらためて説明。小籔は「子どもがいじめられたら責任とれませんから」と、RGの決断を支持したと明かした。

 ブレークした「あるあるネタ」封印も宣言しているRGは「徐々に『あるある』に頼らないようになっています。(下ネタも、あるあるも)1つにしがみつくんじゃなくて、漫才で新しい何かで頑張っていきたい」と話した。

 一方、相方のHG(38)も「ハードゲイも2代目を募集します。僕は初代として。これ(今回の解散)は下ネタばっかりに頼らずにやっていけ、というメッセージだと思って、やっていきたい」。HGもハードゲイ卒業を宣言した。