今年最もおもしろい漫才コンビを決める「THE

 MANZAI2014決勝大会」が東京・台場のフジテレビで開催され、結成25年目の博多華丸・大吉が優勝した。

 トレンディエンジェル、アキナと争ったファイナルでは10票中9票を獲得して圧勝、1870組の頂点に立った。

 優勝の瞬間、華丸(44)と大吉(43)はホッとしたように笑顔をみせた。大吉は「この称号、1年間背負えるかな」と笑顔を見せた。最高顧問のビートたけしは「俺はファンだから。若手のテンポが早い中、ゆっくり誰にも分かるやり方の漫才は力」と祝福した。たけしに昨年「あんちゃんたち、出ないの」と言われて出場を決めたという華丸も感無量の様子だった。

 華丸は「本当に長いこと続けてきて、よかった。僕らが出れば若手も映えるんじゃないかと思っていたけど、まさか優勝できるとは」。大吉は「うれしいという気持ちと、若手に申し訳ない気持ちが半分。でも勝負ですから」と話した。

 ファイナルラウンドでは、上司の飲み会から穏便に帰る方法を聞く大吉に、華丸がマイペースなアドバイスでかき回すネタを披露した。

 華丸は06年の「R-1ぐらんぷり」でピン芸人NO・1にもなっており、初めてのピンとコンビでの「2冠芸人」となった。