俳優佐藤浩市(52)主演映画「人類資金」(阪本順治監督、10月19日公開)の完成報告会見が27日、シャングリ・ラ

 ホテル東京で行われ、会見場に50億円が登場した。

 と言っても、これはレプリカで、中には1万円札を模した百万円の札も…。この50億円は、佐藤演じる主人公の詐欺師・真舟雄一が、旧日本軍が隠匿し、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)によって接収された時価10兆円の財宝「M資金」を盗み出す報酬として日米秘密機関「財団」から50億円を提示された、という物語にちなんで用意されたもの。佐藤と共演の森山未来(29)が会見最後のフォトセッション時に、机にかけられた黒い布を取って取材陣に公開した。会見終了後、50億円を撮影する取材陣が相次いだ。

 佐藤は「正直、『M資金』を題材にして、こんな骨太のエンターテインメントになると思わなかった」と手応えを口にした。この日は佐藤と森山のほか、仲代達矢(80)と、原作と脚本を担当し、阪本監督と05年「亡国のイージス」以来となるタッグを組んだ、作家の福井晴敏氏(44)が出席した。