米俳優トム・クルーズ(51)が新作映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(7月4日公開)のPRのため27日、都内で会見した。

 前日、福岡、大阪、東京と弾丸ツアーを敢行し、1万人余りのファンと接したクルーズは「昨夜はほとんど寝てないけど、日本の皆さんの愛情がエネルギーになってこの通りピンピンしています」と笑顔で話した。

 原作は桜坂洋原作の異色SF小説で、主人公が殺されては生き返って同じ日を生きる不思議な展開から次第にその謎が明かされる。同席したダグ・ライマン監督(48)は「開幕10分でトム・クルーズが死んでしまう映画なんて他にない。独創的だし、究極のラブストーリーにもなっている」。

 クルーズが身につけた「戦闘スーツ」は「冷蔵庫並みの重さでさすがにきつかった」と本人は言う。共演のエミリー・ブラント(31)にとっては初めてのアクション撮影だったそうで「彼女は頑張り屋ですごい能力の持ち主だけど、さすがに『スーツ』を付けた後は泣いていたよ」と激しいアクションシーンの内幕を明かした。

 映画は今日28日から一部で先行公開される。