女優市川由衣(28)が13日、東京・テアトル新宿で行われた主演映画「海を感じる時」(安藤尋監督)で、共演の池松壮亮(24)と撮影で会った初日から裸になったと明かした。2人にとって初日だった撮影2日目からラブシーンがあり、「初めてお会いし(演じたのが)冒頭の裸のシーン。『初めまして』と言って、すぐ裸」と笑った。市川は撮影1週間前にインフルエンザにかかり、クランクイン時には完治したものの、予定された打ち合わせなどを全てキャンセルし、池松と初対面でいきなり裸で向き合って演技することになったという。

 池松は「最初、台本を読んだ時、『こんな役、誰が引き受けるんだろう』と思ったら、市川さんが引き受けられた。作品にささげようとしているのが見えて、幸せでした」と振り返った。

 安藤監督は「そこ(ラブシーン)から始めたのが、かえって良かった。本当の、取り繕わないピュアな瞬間が撮れた。2人(の役の関係性)を作る、とっかかりとして良かった」と語った。