北朝鮮の金正恩第1書記暗殺計画を描いたコメディー映画「ザ・インタビュー」について、製作したソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)は6日、ネット配信などの売り上げが4日までで3100万ドル(約36億8000万円)を超えたと発表した。

 ロイター通信によると映画館での興行収入は約500万ドル(約6億円)。

 SPEは昨年12月24日からネットやケーブルテレビでの配信や有料レンタルを開始。購入数やレンタル数などは計430万件以上に上った。映画館では同25日から上映されている。

 当初は2000~3000の映画館が上映を予定していたが、テロ予告を懸念した大手映画館チェーンが上映を見合わせ、大幅に減少した。当初の計画通りに公開していた場合、クリスマスシーズンの興行収入で少なくとも2000万ドルを想定したというが、一連の騒動が話題を呼び視聴者数が大幅に伸びたとみられる。

 同映画の製作費は約4400万ドルという。