タレント秋元才加(26)が7日、映画「マンゴーと赤い車椅子」(仲倉重郎監督)の初日舞台あいさつに出席した。

 13年にAKB48を卒業してから、映画主演は2作目。脊髄損傷で車いす生活を送る難役を演じ、役作りのためリハビリセンターにも通った。「三田さんをはじめ、すばらしい方々と共演して、成長させてもらった映画。リハビリセンターの方の思いも、たくさん詰まっている」と感謝を口にした。

 祖母を演じた三田佳子(73)からは、女優としての才能を絶賛された。「映画(の試写)を見たとき、いい女優さんになる資質を持っているなと思った。歌手の方は音感、リズム感があるから、役者よりもいいものを持っている」。劇場には男女問わず、若いファンも多く詰め掛けた。構想に10年以上をかけた仲倉監督は「自分と近いよう年の方がご覧になるのかなと思った。才加さん、NAOTOさんのおかげです」と表情をほころばせた。

 三田は、自分の息子を演じた榎木孝明(59)とかつて何度も恋人役で共演したという。時を経てまさかの親子役での再会に、「昔は恋人役をやったのに、この映画では『母さん、こっち!』、という感じだった」と苦笑いしていた。