【ロサンゼルス1日(日本時間2日)=千歳香奈子通信員】米人気歌手マライア・キャリー(38)が、11歳年下の歌手で俳優のニック・キャノン(27)と4月30日に電撃結婚した。正式発表はないが、カリブ海バハマのエリューセラ島に購入したばかりの自宅で、家族と親しい知人数人を招待して挙式したと、複数の米メディアが報じている。

 2人が交際を開始させたのはわずか1カ月前。キャノンがマライアの新曲「バイ、バイ」のミュージックビデオを監督したことがきっかけで、すぐに交際に発展した。マライアは先月26日、トライベッカ映画祭で開催された主演映画のプレミアにキャノンを同伴して登場。マライアは左手薬指に巨大なダイヤモンドの指輪をしていたことから、ここ数日、2人の婚約がうわさされていた。

 キャノンは映画「ドラムライン」(02年)に主演したほか、「Shall

 we

 Dance?」「メン・イン・ブラック2」などに出演。ラップ歌手としても活動している。

 キャノンは初婚だが、マライアは再婚。マライアは93年、大手レコード会社社長と結婚したが5年後に離婚した。一時はセールスが伸び悩み、移籍先で契約解除になったり、私生活では入院、自殺未遂騒動を起こすなど、低迷した時期もあった。だが、06年の米グラミー賞では3冠を獲得。最新曲「タッチ・マイ・ボディ」は通算18曲目のシングルチャート1位に輝くなど、完全復活を果たしていた。