10日放送のNHK大河ドラマ「篤姫」の視聴率は関東地区で過去最高となる26・4%(関西24・4%)を記録し、北京五輪柔道男子66キロ級の内柴正人の金メダル獲得を生中継したフジテレビ系の「北京オリンピック2008」を上回った。「篤姫」のこれまでの最高は、篤姫=天璋院(宮崎あおい)の夫家定(堺雅人)と父斉彬(高橋英樹)が亡くなった7月13日放送分の26・2%。NHK広報部は「今回は『桜田門外の変』という有名な事件を描いた回だったということと、お盆休みに入って在宅率が高かったこともあるのではないか」と話している。番組中盤に内柴の快挙を文字で速報したが、過去最高を記録した。

 NHKは連日、午後8時の時間帯は北京五輪の放送を続けているが、日曜日は来週(17日)も「篤姫」を放送する予定。NHK広報部は「『篤姫』には多くの固定ファンがいらっしゃるので、当初からほかの時間帯に動かすなどの予定はありませんでした」としている。